熱ってどうやって伝わるの?
~熱の3種類の移動形態を確認しましょー~

みなさま、鬼嫁に愛情を伝えていらっしゃいますか?僕は毎日頑張って伝えるようにしています。が、愛情を伝えるのってなかなか難しい。そんな皆さんに朗報です。実は、愛情を伝えるよりも熱を伝えるほうが簡単でしたw。ってことで、今日は、「熱ってどうやって伝わるのか?」っていうお話です。

熱が伝わる方法は、学術的には大きく3種類に分類されています。

・熱伝導
・対流熱伝達
・熱輻射

ま、実際の料理ではこの3種類の熱の伝わる方法をうまく組み合わせながら加熱調理をやってるわけですがw。基礎知識ってことでそれぞれの形態を独立しておさえておきましょうか。

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熱伝導ってのは抱きしめちゃう感じ

熱伝導というのは、静止した物体に温度差があるときに、高いほうから低いほうに熱が移動する形態を指してます。「静止した物体」ってところが学術的には大切だったりしますが、ま、そんなことはどうでもいいっすw。

愛情の伝達でいうなら、まぁ、抱きしめちゃう感じです。非常にわかりやすい。「あたしはあなたのことがすきなんだぉ(はあと)」なんてねw。抱きしめられちゃうほうも、こんな風な直接的な行動で示されちゃったらね、もう、愛情が伝わらないわけないんです(←二重否定でガッツリ肯定)。強ければ強いほど大きな愛情が伝わります。あ、締めて落とさないようにw。

実際の加熱調理の観点では、熱伝導ってこの3パターンだと思っていいです(←きっぱり!)。

・調理器具(鍋とか)の中の熱伝導
・調理器具(鍋とか)と素材(肉とか)の間の熱伝導
・素材(肉とか)の中の熱伝導

調理法の名前でいうと、「焼く」とか「炒める」がど真ん中です。が、厳密には、「煮る」とか「揚げる」って調理をしているときも素材の中では熱伝導は起きているんですよね。

対流熱伝達はラブレターみたいです

対流熱伝達というのは、動いてる流体(気体とか液体)と個体の間に温度差があるときに、これまた高いほうから低いほうに熱が移動する形態を指してます。「動いてる流体」ってところが学術的には大切で、かつ、この形態の呼び名は「熱伝達」って略されて呼ばれます。

一方で、実際の加熱調理の観点では、「対流」って呼ばれることのほうが多くて、その時に伝えられる熱は「対流熱」って特別な名称をもらってたりします。ま、そんなことはどうでもよくてw。

愛情の伝達でいうなら、ラブレター、ですかね。言葉を介して伝えてるとこがそれっぽくないですか?ま、ラブレター送った時点で愛情は伝わるんですけどねw。いかんせん、言葉で正確に愛を伝えるのは難しいっす。お互いが言葉の意味をちゃんと分かってないと伝わらないですものねw。「僕の愛情は熱力学の第一法則に反するかもしれないけど・・・(以下略)」。こうなってくると、たくさんの言葉、たくさんのラブレターで伝えなきゃいけなくなっちゃうかもw。

で、これまた実際の加熱調理の観点で大切なのは対流熱伝達のパターンも3パターンあるってことです。

・調理器具(鍋とか)と液体(水とか油)の間の熱伝達
・液体(水とか油)と素材(肉とか)の間の熱伝達
・気体(空気とか水蒸気)と素材(肉とか)の間の熱伝達

調理法の名前でいうと、「煮る」とか「揚げる」とか「蒸す」がど真ん中です。が、厳密には、オーブンで「焼く」とか炭火で「炙る(あぶる)」って調理でも、この対流熱伝達ってのが起きているんですよ。

熱輻射はらぶらぶ光線なんです

熱輻射というのは、電磁波でエネルギーを伝えちゃう方法です。熱伝導とか対流熱伝達みたいに、物体が介在しながら熱を伝えるってのとは全然違うんです。もうね、こればっかりは概念的に捉えるのが難しいので、熱輻射の加熱調理で使う熱源3パターンを先におさえちゃいましょう。

・ヒーター
・魚焼きグリル
・炭火

これ、どうやって熱を伝えているかというと、電磁波の一種の赤外線ってやつでエネルギーを直接伝えてるんです。熱源のヒーターとか炭からは赤外線があっちこっちに飛びまくってるんですよね。で、この赤外線が素材にぶつかると、その素材の表面の分子がエネルギーをもらっちゃって。で、分子が振動して熱がでて温度が上がるんです。

愛情の伝達でいうなら、らぶらぶ光線です。言葉じゃなくて、肉体的なふれあいでもなくて、それでも伝わる愛情っていっぱいありますよね。はい、それです。



いつも長文・駄文におつきあいくださりありがとうございますw。ちょっと鬼嫁と息子怪獣にらぶらぶ光線を送ってきますね。

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