最強鋳物ホーロー鍋は?ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラを23項目徹底比較だ!

鋳物ホーロー鍋といえばこの4ブランド。ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラ。このブランドのなかでどれが最強なんでしょう?迷いますよね。

ってことで、この4ブランドの製品を5回にわたって徹底比較して最強の中の最強を決定しちゃいます。前回に引き続き、第2回目では4つの製品について、「見た目」「形状」「メンテナンス(耐久性)」「製造工程」を徹底比較しちゃいます。

~本日のお品書き~ 1. ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラの
  23項目徹底比較!
2. 第一印象大切だから、見た目の違いをチェック!
3. 似てるけど違う、形状の違いはここ!
4. 使い勝手はメンテナンスが重要だ!
5. 製造工程もそれぞれ異なる!
6. 徹底比較23項目の採点結果を発表します!


(関連記事のご紹介)ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラの徹底比較を5回にわたって説明してます。

第1回:4つのブランドは育ちが違う!
第2回:見た目から製造工程まで23項目徹底比較だ!←イマココ!
第3回:調理方法10番勝負!
第4回:対応熱源10番勝負!
第5回:サイズ・容量・重量・価格を徹底比較!

(参考記事のご紹介)
STAUBを激安で購入するおすすめのショップと方法・・・あるます
ココットロンド、賢く買うならこのお店がおすすめです♪



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1. ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラの23項目徹底比較!

まずはじめに、「見た目」「形状」「メンテナンス(耐久性)」「製造工程」について、23項目で一気に比較しちゃいました(詳細は後ほど)!。✔はOK、×はNG、どちらもついている場合は相対的に中間という位置づけです。あ、あと、見た目のような個人的主観で判断されるものについては甲乙つけがたいので、✔と×の両方をつけてます。

 
ブランド STAUB LE CREUSET CHASSEUR VERMICULAR
製品名 ピコココット
ラウンド
ココット
ロンド
ラウンド
キャセロール
オーブンポット
ラウンド
イメージ(→)
比較項目(↓)
見た目 色(外側)
暗い

鮮やか

パステル

明るい
質感(外側)
つるつる

つるつる

マット

つるつる
色(内側)

クリーム

クリーム

クリーム
質感(内側)
ざらざら

つるつる

つるつる

つるつる
形状 鍋の断面形状
逆台形

逆台形

寸胴

逆台形
鍋底の凹凸
凹凸なし

凹凸なし

凹凸なし

リブ状の凸凹
フタ持ち手
金属つまみ

樹脂つまみ

樹脂つまみ

金属つまみ
+取っ手
フタ裏
突起状の凸凹

凹凸なし

同心円の凸凹

突起状の凸凹
密閉度
がちっと
はまる

乗せてる

かるく
はめる

ばっちり
はまる
メンテ
ナンス
冷蔵庫保存
問題なし!

注意が必要!

注意が必要!

問題なし!
食洗器利用
問題なし!

問題なし!

問題なし!

問題なし!
錆びやすさ
防さびなし

防さびあり

防さびあり

防さびなし
焦げつきやすさ
焦げ付きにくい

焦げ付きやすい

焦げ付きやすい

焦げ付きにくい
こびりつき
やすさ

こびりつき
やすい

こびりつき
にくい

こびりつき
にくい

こびりつき
にくい
変色・くすみ
くすみにくい
(黒だもん)

くすみやすい

くすみやすい

くすみやすい
ホーローの
はげやすさ

はげにくい

はげにくい

はげにくい

はげやすい
(弱い)
温度差でヒビ
入りくい

入りやすい

入りやすい

入りにくい
欠けやすさ
欠けやすい

欠けにくい

欠けにくい

欠けにくい
製造工程 外側表目処理
3層

2層

2層

3層
内側表目処理
3層

2層

2層

3層
内側表面材質
エマイユ
(エナメル)

エナメル
(US製は違う)

エナメル

エナメル
再利用鉄
使わない

使う

使う

使う


2. 第一印象大切だから、見た目の違いをチェック!

お鍋選びって見た目が結構重要ですよね。そそ、「おいしく作れる」ってことが目的なんですが、「うちのキッチンにマッチすること」とか「自慢できること」とか「愛着わくこと」とか「旦那より頼れること」とか、もうねぇ、いろいろわがままが出てきちゃうんです。仕方ない。で、その中でも一番重要なのが「見た目」、なんですよねーw。

てことで、4つの製品の外観と内観を見てみましょう。お写真はAll Aboutさんからお借りしました。

ストウブのピコ・ココット・ラウンド



ストウブのピコココットラウンドの見た目の色・質感の特徴は、なんといっても内側が黒、そしてざらざら(マットエマイユ加工っていう)です。これはストウブ独自の内側の表面処理。従来のクリーム色のつるつるのホーロー加工とは異なり、鋳物の肌のようなザラザラの表面加工をしているので、細かい脂の粒子が鋳鉄になじみ焦げ付きを防ぎます。ま、簡単にいうと、素材と鍋の接触面積がとっても小さいってことです。

外側は、色展開が暗めの色で、ビビッドな明るい色使いはありません。表面はつるつる加工(マットもある)です。汚れが目立ちにくいのでプロや男性に気に入られてますが、鍋って汚れるものですものね。常にきれいにすることは不可能なので、むしろ汚れが目立たない色を選ぶほうが吉っていう考えかかたもありありです!

ル・クルーゼのココット・ロンド



ルクのいいところはやっぱりその色ですよねー。外側の色はストウブと違って色展開も多く、また、ビタミンカラーに代表される明るい色使いがたまらんです。これ、キッチンだけで使うのもったいないですよね。ってことで、そのままテーブルウェアとして使いましょう!あ、もちろん暗めの色でマットブラックやインディゴブルーとかもあります。

内側は、基本的にはクリーム色の、「ザ・ホーロー」な色です。黒使いもありますが、どうせルクにするなら料理が映えるクリーム色を選びたいところですね。

ルクの色選びについては別の記事でも取り上げているのでご参考にしていただけると幸いです。

・第1回:ココット・ロンドのおすすめの色は?知って損なし日本と海外の色事情!
・第2回:ココット・ロンドのおすすめの色は?センスある人要チェックのお色ランキング!

シャスールのラウンド・キャセロール



シャスールの魅力は何といってもこのやさしいパステルカラーですね。ブラックやマロンの暗めの色展開はあるのですが、なんといってもこのピンクが有名です。このピンク色出すためには「金」を使わないとできないんです(高いw)。で、ストウブのように内側が黒だったりすると料理映えしませんが、シャスールは違います。なんといってもお料理が映える色なんですよねー。

パステルカラーって料理で作ろうとすると結構難しいですよね。つまり、料理と鍋で色争いにならないんですよね!ってことで、やっぱりこちらも食卓にそのままサーブしたくなるお鍋ですね。

シャスールの外側の質感はマットです。つるつるしてません(洗いにくいほどマットではありませんよ!)。内側はつるつるで、ルクと同じく「ザ・ホーロー」です。

バーミキュラのオーブンポット・ラウンド



バーミキュラは明るめの色も黒眼の色も展開がありますが、明るい色のほうがきれいに見えます。2層目のカラーに対して3層目に塗るパール加工が映えるのが明るめの色なんですよね。

見た目は、外側はつるつる、内側は「ザ・ホーロー」です。

3. 似てるけど違う、形状の違いはここ!

これまた第一印象の違いが出てくるのが形状ですよね。見た目と同じでもいいくらいなのです。んが。この形状が鍋の性能を大きく左右しちゃうので、ちゃんと説明する必要があるんです。え?くどい?ですよねー。ま、そういわずにお付き合いください。

断面形状は、シャスールだけ寸胴、それ以外はテーパー鍋

この写真、左から、ストウブ、ルク、シャスール、バーミキュラです。で、シャスールだけが寸胴形状なんですよね。そのほかは、ま、傾きの大小ありますがテーパー鍋。

これ、何が違うかっていうと、同じ直径の規格でもシャスールのほうが容量が大きくなるってことです。ま、厳密には深さも関係するので一概に横並び比較できませんけどね。

各製品のサイズについては第5回:サイズ・容量・重量・価格を徹底比較!でご紹介していますのでご参考に!

鍋底は、バーミキュラだけ特殊なリブ加工の凹凸あります

この写真はバーミキュラの鍋の内側です。そうなんです、バーミキュラだけなべ底が平たくなくて、凸凹があるんです。グリルパンみたいですよねw。で、この理由は、素材と鍋の接触面積を小さくすることで焦げ付きを防ぐってことです。ただ、これ、焦げ付き防止目的というよりも加熱方法そのものに対する哲学なんです。素材に底から熱を伝えるんじゃなくて、対流熱(水や空気や水蒸気)と、輻射熱(鍋全体から素材への)で加熱してあげたい、っていう思い。熱い。アツ杉w。

ただし!強いて言うなら欠点があります。お鍋をかき混ぜる時にこの凸凹をがりがりしちゃうってことと、洗うときにぼこぼこしちゃうってことです。もうちょっというと、この凸凹のホーローの凸の部分だけは他の部分よりかなり刺激をくらってしまうんですね。つ・ま・り、禿やすい、あ、はげやすい。ということで、良し悪しなので✔と×をつけさせてもらってます(個人的には×です)。

フタはバーミキュラだけつまみも取っ手もついてます!

ま、一目瞭然ですね。鋳物ホーロー鍋、重たいですもの。この取っ手があると両手で持てるので便利ですね。このフタの取っ手は水平じゃなくてちょっと地面に対して浮いてます。手が入る角度に。このあたりの設計思想が熱いですよね!頑張ってます、Made in Japan。

無水料理の必需品、フタの裏の凹凸と密閉性



さてさて、フタの話です。このフタが無水調理できるかできないかの要素の一つです。左から、ストウブ、ルク、シャスール、バーミキュラなのですが、ルクだけつるつるです。それ以外は凸凹してるんです。

鍋で蓋をして煮物や蒸し物をするとき、鍋の中に水蒸気が発生します。で、この鍋の中の水蒸気はフタについて水に戻りますよ。その水は、、、地球の重力に従って低いほうに流れていくわけですが・・・、凸凹の凸があると、そこから下に落ちる。こうやって水蒸気を水に戻して素材にかけるという循環を繰り返すのが無水調理です。

ということで、このなかで、無水調理ができないのがルク。なぜか?ふたの裏側がつるつるだからです。え?鍋の中で循環しているかぎりはつるつるでもいーじゃねーかーって?その通りですね。

無水調理ができるできないかを決めるもう一つの要素が「密閉性」です。フタの閉まり方。で、この中で蓋ががっちりしまって密閉性を高められるのが、ストウブ、シャスール、バーミキュラなんです。ストウブなんてがちっと閉まりますし、バーミキュラに至っては精密加工してテーパーでばっちりはめ込みます。シャスールはやや緩いですが閉まります。でも、ルクだけは、、、閉まらないので密閉性が低いんですよね。

これ、吹きこぼれとかどうすんの?みたいな質問もあると思います。そなんです、密閉性が高いほど吹きこぼれるんです。なので、わざわざスペーサーが売ってたりします。

結論は、どっちもどっちなんですが、無水料理ができるという点でルクが一歩負けてる感じがしますね(ルクでも吹きこぼれはするのでorz)。

4. 使い勝手を左右するメンテナンス性が重要だ!

鋳物ホーロー鍋って他の鍋に比べて結構デリケートなところがあるんです。もうね、デリケートの3冠王なんです。この辺が結構悩むところだったりしますよねー。

表面がデリケート杉w
外側も内側もそうですが、やってることは鉄にホーローのめっきを塗っているんです(正確には焼き付けてる)。テフロンやフッ素加工のフライパンと同じくらいデリケートな表面を持っているってことです。ということは・・・もちろん乱暴な扱いをするとホーローがはがれてきちゃうので厳禁です!

割れやすいし欠けやすい
鋳物、っていうか、鋳鉄(ちゅうてつ)って、割れやすいです。で、ガラスも割れやすいです。鋳鉄にガラス質を焼き付けた鋳物ホーロー鍋、割れやすいです。土鍋やガラス鍋と同じように割れやすさ・欠けやすさを持ってるってことです。ということは・・・おとしたりぶつけたりしちゃうと割れたりかけたりするので厳禁です!

錆びやすい
鉄はやっぱり錆びやすいんです。とくに鍋のふちのホーローがのっていないところと、ホーローがはげたところは鉄が見えているので錆びやすいです。水分って恐ろしいほど鉄が好きなんでしょうねw。で、これ、すき焼き鍋とかの鋳物の鉄鍋と同じように錆びやすさを持ってるってことです。ということは・・・水分は厳禁、使ったら乾燥させて、で、なんならサラダ油やオリーブオイルを鉄に塗ってあげて保管することが必要です!

おいおい、って感じですよねー。で、このデリケート3冠王に加えて、ほかの要素も入れて、4製品を徹底比較しちゃいますね!

冷蔵庫保存は注意して使えば大丈夫

鋳物ホーロー鍋で料理して、残ったら、冷蔵庫に入れて保存したいですよね。ただ、冷蔵庫に入れちゃうと鍋の中の水蒸気が水に戻って、で、水分出てきちゃいますよね。ということは・・・錆びやすくなる・・・。冷蔵庫は積極的に利用しないほうがいいです。別の容器に移し替えてから保存したほうがいいですぉ。

ただーし。主婦/主夫はそんなこと言ってられない。なので、4製品とも冷蔵庫の利用はOKです。ただし注意が必要です。それはこの3つ。
常温に冷ましてから冷蔵庫に入れましょう
急激な熱い→冷たいの温度変化でホーローにひびが入る可能性があるんです。ストウブとバーミキュラは大丈夫だけど、ルクとシャスールは温度変化に強くありません。温度変化、注意です!

水分はなるべくふき取ってから冷蔵庫に入れましょう
鉄は錆びます。鉄の錆の原因は水分です。ってことで、鍋の縁、蓋の縁の鋳肌(いはだ)など鉄が見えているところは、水分をきれいにふき取ってから保存しましょう。

冷蔵庫から出していきなり強火はやめましょう 1つ目の逆です。急激な冷たい→熱いの温度変化でホーローにひびが入る可能性があるんです。ストウブとバーミキュラは大丈夫だけど、ルクとシャスールは温度変化に強くありません。温度変化、注意です!

食洗器、単独で洗えば問題なし!

4つのブランドともに、食洗器でホーロー鍋を洗っても大丈夫です!ときどきNGっていう評価があったりしますが、実は大丈夫!だって食洗器の中って、鍋にとっては、洗剤が入った水・温水・温風がかかるだけですものね。調理しているときよりよっぽどゆるい状況なので問題なしです!

しいて注意すべきことといえば、、、割れたりかけたりするリスクを減らすこと。つまり、「中で食器同志がぶつからないようにする」ってこと、いや、「他の食器と一緒に洗わない」ってこと、いや、「鍋単独で洗う」ってことです。食洗器の水圧って結構強いので、中で鍋が倒れたりしないように、セッティングは下向きにするのがいいかもしれませんね(食洗器によりますが)。

防さび加工といっても、錆びないわけじゃないの

さて、最初にも言いましたが、鋳物ホーロー鍋、錆びやすいです。おさらいしましょう。

錆びやすい
鉄はやっぱり錆びやすいんです。とくに鍋のふちのホーローがのっていないところと、ホーローがはげたところは鉄が見えているので錆びやすいです。水分って恐ろしいほど鉄が好きなんでしょうねw。で、これ、すき焼き鍋とかの鋳物の鉄鍋と同じように錆びやすさを持ってるってことです。ということは・・・水分は厳禁、使ったら乾燥させて、で、なんならサラダ油やオリーブオイルを鉄に塗ってあげて保管することが必要です!


で、この錆に対しては、ルクとシャスールは防さび加工をしていて、ストウブとバーミキュラは防さび加工をしていません。んが!ルクもシャスールも、錆びます。防サビ加工とかいってもステンレスコーティングしているわけじゃないので、錆びてしまうことは必然なんです。(あ、ちなみに、ルクのやかんはステンレスで縁をコートしています。)

じゃ、どうすればよいか?簡単な話です。ここに油を塗りましょう!食用のオイルです。薄くていいのですがまんべんなく塗りましょうね!



乾燥させて錆をふせぎましょう!

鋳物ホーロー鍋、オイルを塗って保管すれば問題なし、といいたいところですが、それだけじゃ足りません。蓋をしたまま(密閉したまま)保管すると内部が乾燥しないんですよねー。ということで、鍋とフタの間に何かはさんで通気性を確保して保管するのが吉です。

購入したときについている鍋とフタのスペーサーを使うのも1つですし、もし捨てちゃったというかたはこんな製品を使ってみるのもありですよ!


焦げ付き、こびりつき、それと変色

鋳物ホーロー鍋、焦げ付くしこびりつくし、もうやだ!って方いらっしゃいますよね。ただでさえ重くてデリケートなので、洗うのは大変。これが焦げ付いたりこびりついたときには・・・トホホ(涙)です。

焦げ付きやこびりつきの原因は、鍋と素材が直接くっついていて、かつ、高温で鍋から素材に熱が伝わっちゃうからなんです。焦げ付かせたくなければ弱火でお願いしますね。あと、炒め物をやるときはちょっとの油でいいのでなじませてから炒めましょう。

さて、じゃ、そんな基本的な話を踏まえたうえでも、やっぱり焦げ付きやこびりつきはありますよね。どの鍋が焦げ付きにくくてこびりつきにくいのでしょうか?その答えは鍋の内側の表面にあります!

ストウブの内側です
ストウブはマットエマイユ加工というストウブ独自の表面処理をしています。他社のクリーム色のつるつるのホーロー加工とは異なり、鋳物の肌のようなザラザラの表面加工をしているので、細かい脂の粒子が鋳鉄になじみ焦げ付きを防ぎます。ま、簡単にいうと、素材と鍋の接触面積がとっても小さいってことです。

これ、いいところは焦げ付きにくいことなのですが、一方で、このざらざらに素材が入り込んで焦げ付くと、こびりつきになります。こうなっちゃうととってもはがしにくい。ざらざらなのでめくるにめくれないので頑張って重曹とかで浮かすしかないんですよね。
ということで、焦げ付きにくいけどこびりつきやすい。ただし、変色やくすみはありません(というか黒なのでめだちませんw)。

ルク・シャスール・バーミキュラの内側です
写真はルクだけですが、シャスールもバーミキュラもほとんど同じです。いわゆる「ザ・ホーロー」なつるつるのホーロー加工です。素材と鍋の接触面積が大きくなるので、ストウブと比べちゃうと焦げ付きやすくなります。

あと、焦げ付きやこびりつきがあると、どうしても表面の細かいところに焦げが入り込んでしまうので、変色やくすみが生じます。色がクリーム色だから仕方ないです。これについてはコンパウンドで磨いちゃうっていう手もありますが、素直に受け入れちゃうほうがお鍋のためですよ!(磨くと表面のホーロー加工が薄くなってしまうので・・・)

んがしかし。いいところもあります。ストウブとは逆に、こびりついたときにはがれやすい、というかめくれやすい。だってつるつるなんですものw。ただし、むりやりめくるのではなく重曹でうかせてから洗ってくださいね!

バーミキュラは底のリブ上の凸凹のおかげで、ルクやシャスールよりも焦げ付きにくくなっているものの、一方で、凸凹があるのでこびりつきのはがしにくさがあります。

こう考えると、どのお鍋も一長一短で深い特徴があるんですよねー。

ホーローの耐久性の違いは?

ホーローって鉄の鋳物に表面加工をしているだけなので、繰り返し使っていると、、、薄くなってくるし、はげてきます(最後ははがれてきます)。テフロンやフッ素加工のフライパンと同じです。

じゃ、どのブランドが一番耐久性があるんでしょうか?

ル・クルーゼとシャスールが圧倒的にホーローの塗りが厚くて頑丈です。メラミンスポンジ(激落ちくんとか)ですぐにきれいに戻ります。

ストウブはホーロー技術がまだまだ弱いですが、マットエマイユ加工のザラザラがカバーしてくれてます。ただし、ふたのピコ(突起)は何度もつかっていると真っ先に薄くなってきます(仕方ない)。

一番の新参者のバーミキュラは、まだまだホーローの焼き付け技術が弱いです。また、形状も凸凹がフタに底に駆使されているので、フタ裏、鍋底がともにすぐにうすくなってはがれてきます。

鋳物の耐久性の違いは?

鉄の鋳物をつくる工程を「鋳造」って言いますが、これ、かなりの技術が必要なんです。どんな技術かというと、、、巣ができないように(中に空気が残らないように)する技術です。そのためには、型(形状)とメタル(鉄)の質と流し込み技術がとぉ~っても大切なんですよねー。

鋳鉄って中に空気が入ると、すぐに欠けたり割れたりします。そして一番欠けやすいのが、鋳鉄の技術に乏しいストウブなんですねー。一方で、シャスールはさすがに鋳鉄屋。堅牢極まりないです。ルクも歴史があるのでカバーしており、バーミキュラももともと鋳鉄やってるので強いです。

5. 製造工程もそれぞれ異なる!

さて、23項目の徹底比較勝負も残すところわずかです。最後はそれぞれの製造工程について比較してみますね。

ストウブ・バーミキュラは3層、ルクとシャスールは2層

鋳物ホーロー鍋は、まず鋳鉄で鍋の原型を作ります。そいつを磨いてホーローを焼き付ける。で、このホーローの焼き付けを何回おこなっているか、が、それぞれのブランドで違います。

ストウブとバーミキュラは外側・内側ともに3回の3層になってます。一方で、ル・クルーゼとシャスールは2回です。これがどんな違いを生んでいるかというと、温度差に対する耐久性なんですねー。

先の冷蔵庫保存でもちらっと触れましたが、ホーロー鍋って急速な温度変化に弱いです。その理由は、温度によって膨張/収縮する比率にあります。鉄は温度によって膨張しやすい/収縮しやすいですが、ガラスは温度変化でほとんど伸び縮みしません。

ルクとシャスールは2層で、かつ、ホーローの焼き付けが厚めなため、急激な温度変化で鉄が伸縮するときにホーローがついていけなくなってヒビが入ることがあります。

一方で、ストウブとバーミキュラは3層で、かつ、ホーローのやきつけが薄いので、急激な温度変化による伸縮でもヒビが入ることはありません。

材質の違いはそれほど違いになりません

最後に、使っている材質ですが、鋳物ホーロー鍋なので、鋳物は鉄、ホーローはガラス質のエナメルです。これ、どのブランドもたいした違いがないと思って問題ないです。

ストウブだけは再利用鉄を使わないことで有名ですが、それが鍋に影響することは皆無と言ってもいいでしょう。たしかに、鉄を何度も再利用すると、俗にいう「へたり」が発生することがありますが、工業的な利用ならまだしも調理であればそのへたりの影響なんて現れません。

6. 徹底比較23項目の採点結果を発表します!

 
ブランド STAUB LE CREUSET CHASSEUR VERMICULAR
製品名 ピコココット
ラウンド
ココット
ロンド
ラウンド
キャセロール
オーブンポット
ラウンド
イメージ
採点結果 31点 21点 23点 29点


23項目の徹底比較の結果、ストウブが1位、2位がバーミキュラ、3位はシャスール、4位はル・クルーゼとなりました。(✔2点、✔と×は1点、×は0点で単純加算採点)

とはいえ、これだけじゃつまらない。ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラの徹底比較を5回にわたって説明してます。引き続き、調理方法や対応熱源についても参考にして、サイズ・容量・重量をちゃんと見極めて購入してくださいね!

第1回:4つのブランドは育ちが違う!
第2回:見た目から製造工程まで23項目徹底比較だ!←イマココ!
第3回:調理方法10番勝負!←次ココ!
第4回:対応熱源10番勝負!
第5回:サイズ・容量・重量・価格を徹底比較!

(参考記事のご紹介)
STAUBを激安で購入するおすすめのショップと方法・・・あるます
ココットロンド、賢く買うならこのお店がおすすめです♪


いつも長文・駄文にお付き合いくださりありがとうございます!

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7 件のコメント :

  1. ル・クルーゼは経年劣化で鍋の内側に色が付き艶もなくなります。7個所有していましたが、全てが同じように劣化するので毎年の様に新色が出ても売れるのはその為でしょう。
    ストウブは内側が黒なので出汁や食材の色などが見えずに煮物などには不向きです。
    バーミキュラは欠けたら有料で再塗装(色変更も可)が出来るので永久的に使えます。

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  2. ル・クルーゼとストゥブは鍋の縁に三ヶ所盛り上がりがついています。バーミキュラにはありません。百貨店で購入する時比較していたら店員さんが教えてくれたので実際に触ってみました。(蒸気逃しのためでしょうか?)びたっと閉まらないのも無理はない…。

    返信削除
  3. ほとんどのメーカーの鍋所有。

    密閉度に騙されているが、こんなに野菜がまずい鍋はバーミキュラしかない。
    水が豊富に手に入る日本で、無水にこだわる必要は有るのか?
    有機栽培、完全無農薬でもない野菜で無水は必要か?
    TVに騙されて高額鍋を買う人の気が知れない。

    荒く使えばダメになるのは当たり前。
    ル・クルーゼも30年目、ビタクラフトも無水で問題ない。
    自分の価値観と料理の腕をしっかり把握すべきだと思う。

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    返信
    1. 道具は相性ですね。
      自分に合うものを探すのが一番です。

      削除
    2. ステータスでしょうね。包丁でも然り、切れれば何でもいい? 違うでしょう。
      気持が豊かになる、言わば自己満足。だからほとんどのメーカー鍋所有

      削除
  4. ル・クルーゼのつまみは金属に交換することもできますが…

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  5. このコメントは投稿者によって削除されました。

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